知恵蔵 「ホモ・フロレシエンシス」の解説 ホモ・フロレシエンシス インドネシアのフローレス島で、およそ10万〜2万年前の地層から2003年に発見された新種の原人。数十万年以上前のジャワ原人が、海を越えてフローレス島に渡り、身長1mほどに小型化したものと考えられる。脳は小さいが(417立方センチ)、前頭葉や側頭葉の形は原人の状態を保っており、進歩的な石器を使っていた。四肢骨の形態は猿人と似ている。 (馬場悠男 国立科学博物館人類研究部長 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報