ベルナール パンゴー(英語表記)Bernard Pingaud

現代外国人名録2016 「ベルナール パンゴー」の解説

ベルナール パンゴー
Bernard Pingaud

職業・肩書
作家,文芸評論

国籍
フランス

生年月日
1923年10月12日

出生地
パリ

学歴
エコール・ノルマル・シュペリウール卒

経歴
エコール・ノルマル卒業後、「現代」をはじめ多くの雑誌に参加して、1950年の夫妻愛を内省的に見つめる「L’amour triste(悲しき愛)」や’58年の「Le Prisonnier(囚人)」で心理小説作家として知られるようになる。精神分析に深い関心をもち、「La voix de son maître(ヒズ・マスターズ・ボイス)」(’75年)などの深層心理小説において人間の相互理解の困難さ、本質的孤独を深く追求した。’60年代中頃から文学者の政治参加の問題に関心を強め、フランス社会党の文化政策に協力したり、また作家同盟によって活発な発言を展開した。評論では、’65年と’79年の2巻の評論集「財産目録」が、誠実な知識人の歩みを示して高く評価されるほか、ラ・ファイエット夫人論、バルザックカミュの評論で知られる。他の作品に小説「わが悲しき船」(’46年)、「原初光景」(’65年)、評論「オランダ」(’54年)、「ラ・ファイエット夫人」(’59年)など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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