ヘブリディーズ[諸島](読み)ヘブリディーズ

百科事典マイペディア 「ヘブリディーズ[諸島]」の意味・わかりやすい解説

ヘブリディーズ[諸島]【ヘブリディーズ】

英国,スコットランド西岸の約500島からなる島群。小ミンチ海峡をはさんで外側のルイス,ノース・ウイスト,サウス・ウイストなどの島々はアウター・ヘブリディーズと呼ばれ,スカイ,マル,ラムなど内側の島々はインナー・ヘブリディーズと呼ばれる。湿潤多雨で穀物栽培に不適,漁業と粗放牧畜が行われる。6世紀以降しばしばスカンジナビア人に侵入され,1266年の条約でスコットランド領に編入されるまでノルウェー領であった。手紡ぎ手織りのハリス・ツイードの産地でもある。総面積約7500km2。約4万8500人(1981)。なお,アウター・ヘブリディーズに属するセント・キルダ島は鳥類サンクチュアリーとされ,1986年世界自然遺産に登録。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android