プシュキニア(読み)ぷしゅきにあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プシュキニア」の意味・わかりやすい解説

プシュキニア
ぷしゅきにあ
[学] Puschkinia scilloides Adams

ユリ科(APG分類:キジカクシ科)の秋植え球根草。カフカス原産。球根は鱗茎(りんけい)で皮がある。葉は2枚、線状舌形で長さ約15センチメートル、質は厚い。3~4月、高さ12~20センチメートルの花茎を出して穂状花序をつくり、小さな6弁花を10~16個開く。花冠は白色花弁の中央に青色の条があり、径2~3センチメートル。花壇鉢植え、ロック・ガーデンに向く。繁殖は分球により、10月に植え付ける。日当りがよく、夏は日陰になるような樹下で育てると、数年は植え替えしなくてもよく育つ。鉢植えの場合は、葉が枯れたら掘り上げ、乾燥して貯蔵する。

[平城好明 2019年4月16日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android