フリードリヒ2世(独眼公)(読み)フリードリヒにせい[どくがんこう](英語表記)Friedrich II, der Einäugige

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

フリードリヒ2世(独眼公)
フリードリヒにせい[どくがんこう]
Friedrich II, der Einäugige

[生]1090
[没]1147.4.6.
シュワーベン公 (在位 1105~47) 。ザリエル朝 (フランケン) の神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世の甥。ハインリヒ嫡子がなかったので,血統上,彼が王位を継ぐはずであった。しかし 25年ハインリヒの死後,彼はザリエル家の遺産を継いで強力であったため,教会から警戒され,ザクセン家のロタール2世 (3世)がドイツ王 (皇帝) に選ばれた。このため彼は対立国王となって挑戦したが,35年に降伏し,37年弟コンラート3世がドイツ王に選出されると,その補佐役になった。

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