旺文社世界史事典 三訂版 「ファイサル(1世)」の解説
ファイサル(1世)
Fayṣal Ⅰ bn Ḥusayn
イラク国王
ハーシム家のフサインの息子。1916年よりオスマン帝国に対するアラブ人の反乱を起こし,18年ダマスクス入城。1920年にアラブ−シリア国民会議によりシリア王国を樹立して王を名乗るが,フランス軍がダマスクスに侵攻したことで崩壊した。その後イギリスの援助を受けて1921年イラク国王となり(在位1921〜33),25年には憲法を発布,32年には国際連盟に加盟。
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