ピックアップカートリッジ

百科事典マイペディア の解説

ピックアップカートリッジ

レコードの音溝の変化を針(スタイラス)でとり出し電気出力に変換する機構。その発電方式により,電磁型(MM型,MC型その他),コンデンサー型などに分類する。出力電圧は電磁型で5ミリボルト以下となっている。LPレコード用の針先はモノラル,ステレオともにダイヤモンドを使用し,針先の曲率半径は0.7ミルないし0.5ミルまたは楕円型針が適する(1ミルは1000分の1インチ)。
→関連項目ピックアップ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内のピックアップカートリッジの言及

【レコードプレーヤー】より

…蓄音機は音の出口まで含めた再生装置全体であり,今日でいえばステレオ・セット(あるいは単にステレオ)に当たっている。
【レコードプレーヤーの構成】
 レコードプレーヤーの基本的な構成はフォノモーター,ピックアップカートリッジ,トーンアームおよびこれらを収容するキャビネットからなっている。フォノモーターはさらにターンテーブル,駆動用モーター,回転伝達機構に分けられ,フォノモーター全体のことを単にターンテーブルと呼ぶこともある。…

※「ピックアップカートリッジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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