ビーチバレーボール(英語表記)beach volleyball

翻訳|beach volleyball

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビーチバレーボール」の意味・わかりやすい解説

ビーチバレーボール
beach volleyball

砂地で行なわれるバレーボール。 1930年にアメリカ合衆国カリフォルニアで始まったといわれる。バレーボールの身体トレーニングに役立ち,レクリエーションとしても楽しめるため,しだいに世界各国に広がった。アメリカ,ブラジルフランスイタリアなどで盛んで,夏にはこれらの国を転戦する世界レベルの大会が行なわれている。日本で始まったのは 1987年からで,現在では男子,女子ともプロ選手がおり,全日本選手権大会に相当する「ビーチバレージャパン」をはじめ,全国で 200以上の大会が行なわれている。競技コート面が砂地であれば,海岸である必要はない。1チームは2人で構成され,コートは 16m× 8m。ネットの高さは男子が 2.43m,女子が 2.24m。ルールは基本的には6人制バレーボールと同じ。日本ではビーチバレーボール普及のため,日本バレーボール協会とは別に,日本ビーチバレー連盟が設けられている。 1996年のアトランタオリンピック競技大会からオリンピック正式競技となった。

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知恵蔵 「ビーチバレーボール」の解説

ビーチバレーボール

屋外の砂の上にコートを設置し、1チーム2人が裸足でゲームを行うバレーボール。1920年代に米国西海岸のサンタモニカで生まれた。96年アトランタ・オリンピックから正式種目。ワールドツアーと呼ばれる20を超える国際的な賞金大会が開催され、その結果でポイントを与えられ、ワールドランキングが作成されると共に、ランキング上位チームにはオリンピックの出場資格が与えられる。公式ルールは16m×8mのコートで、円周66〜68cm、重量260〜280g、黄色またはオレンジなどの明るい色のボールを使用。試合は3セットマッチで2セット先取したチームが勝ち。得点方式はラリーポイント制で、第1・2セットは21点、第3セットは15点、タイブレークの場合は2点差がつくまで。3回以内で返球し、ブロックタッチは1回と数える。

(中西康己 筑波大学人間総合科学系 / 2007年)

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