日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビトリア(ブラジル)」の意味・わかりやすい解説 ビトリア(ブラジル)びとりあVitória ブラジル南東部、エスピリト・サント州の州都。人口29万2304(2000)。ビトリア湾口の同名の島の南東部に位置する港湾都市で、州政庁、大伽藍(がらん)など優雅な建築物が多く、美しい町並みをもつ。ドーセ川を通じてのミナス・ジェライス州の海への玄関にあたり、同州産の鉄鉱石、ローズウッドの多くがこの港から輸出される。コーヒー、カカオなどの輸出港でもある。郊外のツバロンには鉄鉱石の専門輸出港(25万トンの専用船の係留が可能)、ブラジル・日本・イタリア合弁のツバロン製鉄所(年産300万トン)がある。[山本正三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例