ヒノキシダ(檜羊歯)(読み)ヒノキシダ(英語表記)Asplenium prolongatum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒノキシダ(檜羊歯)」の意味・わかりやすい解説

ヒノキシダ(檜羊歯)
ヒノキシダ
Asplenium prolongatum

チャセンシダ科の常緑性シダ植物。山地林下の湿った岩上に着生し,日本の中部地方から九州および中国大陸からインドにかけて分布する。根茎は斜上し,葉柄基部とともに披針形褐色鱗片をもつ。葉は長さ 30cm前後で,葉身は2回羽状,葉軸は長く伸びて,先端無性芽をつける。胞子嚢群小羽片内側の縁寄りにつき,包膜でおおわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android