ハナミズキ(花水木)(読み)ハナミズキ(英語表記)Cornus florida; flowering dogwood

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハナミズキ(花水木)」の意味・わかりやすい解説

ハナミズキ(花水木)
ハナミズキ
Cornus florida; flowering dogwood

ミズキ科の落葉小高木で,アメリカヤマボウシともいう。北アメリカ東部原産。明治になって日本に輸入された。特に東京市から贈られたサクラ (ソメイヨシノ) の答礼としてアメリカから日比谷公園に贈られたものが有名である。今日では各地の公園などに普通にみられる。高さ3~6mとなり,長さ 10cmあまりの広卵形の葉を対生する。葉の裏面は白く,ほぼ平行に走る数本の葉脈が目立つ。春に,枝端に径数 cmの大型の「花」をつける。花弁にみえる4枚の包葉は赤,ピンク,白などがあり,この包葉に載ったように小さな緑色の花が球状に固まってつく。秋の紅葉も美しい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android