百科事典マイペディア 「ハゼ(魚類)」の意味・わかりやすい解説 ハゼ(魚類)【ハゼ】 ハゼ科の魚マハゼの略称,またはハゼ科の総称。マハゼは全長25cm(まれに30cm)。北海道〜種子島,アジア大陸東部,オーストラリアのシドニー,カリフォルニアに分布。内湾や河口に多く,暖かい季節に淡水域にさかのぼるものもある。底生小動物や藻類を食べる。2〜5月に泥底に穴を掘って産卵。てんぷら,甘露煮などにして賞味され,また釣の対象魚として東京湾,松島湾などでは人気がある。ハゼ科はほかに淡水ではヨシノボリ,チチブなど,沿岸ではドロメ,アゴハゼなど種類が多い。日本国内だけでも約150種,世界で約700種が生息する。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報