ハイドン(Johann Michael Haydn)(読み)はいどん(英語表記)Johann Michael Haydn

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ハイドン(Johann Michael Haydn)
はいどん
Johann Michael Haydn
(1737―1806)

オーストリア作曲家。ヨーゼフ・ハイドンの弟。兄と同様ウィーン聖シュテファン大聖堂の少年合唱隊の出身。作曲は独学ザルツブルクで、宮廷オーケストラのコンサートマスターとして、さらに大聖堂のオルガン奏者として活躍。モーツァルトとも関係が深い。作曲に関しては、ミサ曲をはじめとする教会音楽の分野で本領を発揮したが、交響曲オペラにも作品を残している。

[中野博詞]

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