ナスダック
(National Association of Securities Dealers Automated Quotations の略)
アメリカの株式
店頭市場。全米証券業協会(NASD)が、一九七一年に
開設。
コンピュータを介して
売値・
買値が
端末機に自動表示される
システムになっている。登録用件によって
二部に分かれる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
ナスダック
National Association of Securities Dealers Automated Quotations; NASDAQ
店頭銘柄気配自動通報システム。アメリカで発達している店頭市場の中核的役割を担うシステムで,物理的な立会場を持たず,コンピュータ・ネットワークを利用して株式を売買するもの。全米証券業協会 (NASD) が管理・運営している。 1963年に証券取引委員会 (SEC) の勧告を契機として誕生し,71年にシステムが稼働し始めた。取引対象は NASDに登録されている銘柄であり,登録には一定要件を満たすことが必要であるが,この要件は 79年に大幅に緩和された (赤字企業での登録も可能) 。このため銘柄数だけでいえば,ニューヨーク証券取引所を上回って第1位であり,ベンチャー企業にとって格好の資金調達や知名度向上の場となっている。 93年の売買高は全米第2位であり,最も活力のある市場である。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ナスダック
全米証券業協会(NASD)によって1971年から開始されたコンピューターネットワークによる証券市場システム。アメリカやヨーロッパ、日本の各ナスダック市場との相互上場市場であり、ハイテク産業などを中心に約5000社が上場している。日本市場だけでなく、アメリカやヨーロッパのナスダック市場の株式売買も可能。各証券会社はネットワークを使って取扱い銘柄の売買気配値を提示する仕組み。投資家はこれを見て一番有利な気配値を提示する証券会社に売買注文を出せる。これにより、マーケットの競争的価格形成が可能になり、投資家の信頼も高まったと言われる。
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