ドラビヤ(英語表記)dravya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドラビヤ」の意味・わかりやすい解説

ドラビヤ
dravya

インド哲学用語。物または実体の意。初めは単に個物を意味したが,文典家の間では類であると説かれ,さらにブラフマンそのものを意味するようになった。また,バイシェーシカ哲学では,地,水,火,風の四大および虚空,時間,方角アートマン (我) ,マナス (意) の9種をドラビヤとした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android