トルーマン(David Bicknell Truman)(読み)とるーまん(英語表記)David Bicknell Truman

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

トルーマン(David Bicknell Truman)
とるーまん
David Bicknell Truman
(1913―2003)

アメリカの政治学者。イリノイ州生まれ。アマースト大学卒業後、シカゴ大学博士号を得た。1939年のベニングトン大学講師を振り出しに、コーネル大学ハーバード大学で講師、ウィリアムズ・カレッジ準教授、コロンビア大学客員準教授、同教授を務め、1963~1967年コロンビア・カレッジ学生部長、1969~1978年マウント・ホリヨーク・カレッジ学長を歴任した。その間1964~1965年アメリカ政治学会会長も務めた。主著に『政治過程論The Governmental Process(1951, Alfred A. Kopf)とThe Congressional Party(1959, John Willey & Sons Inc.)がある。前者では、政治過程論における集団レベルとガバメントの社会心理学的説明を、後者では、連邦議会内の院内総務、常任委員長その他の役割とリンクの分析を行っている。

[小林丈児・村松泰雄 2019年2月18日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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