トポフィリア(英語表記)topophilia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トポフィリア」の意味・わかりやすい解説

トポフィリア
topophilia

ギリシア語トポス (場所) とフィリア (愛情) の合成語で「場所愛」と訳す。人間自分の生れ育った土地に対する愛着をもつものであるから,盆や正月など特別の期間を自分の故郷で過ごしたいと願ったり,死ぬべき土地に生れ故郷を選んだりするのである。世界各地の民族運動背景にも,このようなが概念が存在すると考えるとよく理解できよう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android