デマンドプライオリティ(読み)でまんどぷらいおりてぃ

ASCII.jpデジタル用語辞典 「デマンドプライオリティ」の解説

デマンドプライオリティ

100VG-AnyLANで利用される通信手順方式。「要求優先方式」とも呼ばれる。デマンドプライオリティでは、送信側のステーションがデータ(パケット)を送る際、回線の利用権を確保するため、スイッチに対してデマンド(要求)信号を送信する。スイッチが受信可能な場合には、スイッチからそれを知らせるサイレンス信号(電圧ゼロ)が送られてくる。このサイレンス信号が届いたら、送信側のステーションはパケットの送信準備が完了したことになる。一方、スイッチは宛先となるステーションがつながっているポートに対して、データの送信要求があることを知らせる着呼信号を送る。宛先側のステーションでは、データの受信が可能であれば、スイッチに対してサイレンス信号を送って準備ができたことを知らせる。これを受けて、スイッチはステーション同士の回線を接続して、パケットを送信する。

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