ディヴリーイの大モスクと病院(読み)ディヴリーイのだいモスクとびょういん

世界遺産詳解 の解説

ディヴリーイのだいモスクとびょういん【ディヴリーイの大モスクと病院】

1985年に登録された世界遺産(文化遺産)。ディヴリーイはトルコのシヴァス県にある町で、大モスクと病院が建造されたのは13世紀頃。大モスクはルームセルジューク朝のアフメット王が建設を命じ、付属する病院は妻が建築を命じた。いずれも石造り建物で建築家はアフラト・クルラムシャード。大モスクはイスラムアナトリアの混合様式が特徴である。扉口には動物模様、植物模様、幾何学模様が刻まれており、碑文も見られる。特徴ある建築様式や中世の文化をよく保存していることなどが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はGreat Mosque and Hospital of Divriǧi

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android