チームカンファレンス(読み)ちーむかんふぁれんす

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チームカンファレンス」の意味・わかりやすい解説

チームカンファレンス
ちーむかんふぁれんす

個々の患者に対する治療や支援の方針について、医療従事者だけでなくさまざまな担当スタッフが分野の枠を超えて定期的に検討すること、また、その体制。学際的医療チームミーティングmedical team meetings。カンファレンスconferenceは会議あるいは話し合いの意味である。医師や看護師のほか薬剤師理学療法士、管理栄養士などのスタッフ、ソーシャルワーカーなどを交えて個々の患者の病状や治療経過について確認し、問題解決の方法について話し合い、今後の治療とケアの方針について決定する。

 病院以外では、介護施設の現場でも介護福祉士、医療専門職、ケアマネージャーなども交えたケアメンバーにより、入居者個々の認知症の程度や日常生活上の問題および家族の問題などについて確認し、介護の方針を決定するチームカンファレンスが行われている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例