チェスケー・ブデヨビツェ(読み)ちぇすけーぶでよびつぇ(英語表記)České Budějovice

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

チェスケー・ブデヨビツェ
ちぇすけーぶでよびつぇ
České Budějovice

チェコボヘミア地方南部の中心都市。ブルタバ川とマルシェ川の合流点に位置し、交通の要地。ドイツ語名ブートワイスBudweis。人口9万8876(2001)。有名なビール醸造のほか、鉛筆、家具、食品、機械(モーター)、鋳物の各工業も発展している。1265年に国王都市として設立され、当時の広い正方形の広場教会をはじめ、16世紀の黒い鐘楼、16世紀につくられ18世紀にバロック様式外観を与えられた市庁舎などが残されている。19世紀初頭より工業が発展し、1832年ここからリンツへ向けてヨーロッパ大陸で初めての鉄道馬車が走った。

中田瑞穂

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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