ダン・デラン山(読み)だんでらんさん(英語表記)Dent d'Herents

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダン・デラン山」の意味・わかりやすい解説

ダン・デラン山
だんでらんさん
Dent d'Herents

スイス・イタリア国境、アルプス中部、ワリス・アルプスの峰。標高4171メートル。マッターホルン西方にある。山名は「エラン地方の牙(きば)」の意味。1863年イギリス人W・E・ホールらが初登頂。北壁は高度差1300メートルもあり、アルプスの困難な登攀(とうはん)ルートの一つとされ、1925年ドイツ人W・ウェルツェンバハらにより初登攀された。

[徳久球雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android