ソロン(索倫)族(読み)ソロンぞく(英語表記)Solon

翻訳|Solon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソロン(索倫)族」の意味・わかりやすい解説

ソロン(索倫)族
ソロンぞく
Solon

中国内モンゴル自治区の北部に居住するエベンキ族をさす旧称。 1957年以降は鄂温克 (エベンキ) 族と書く。人口2万 7000 (1990) 。エベンキは自称で,周辺諸民族はソロン,ヤルチェン,ヤクート,ツングースなどと呼んできた。遊牧しながら牛馬を飼育し,狩猟および農業で補う。外婚制氏族を社会組織の基礎にしている。北方ツングース語系諸族一般に共通した文化を保ちながらも,モンゴル人満州族漢民族の各文化から大きな影響を受けており,また複雑な移動を余儀なくされた歴史をもっている。

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