ソムレー転位(読み)ソムレーテンイ

化学辞典 第2版 「ソムレー転位」の解説

ソムレー転位
ソムレーテンイ
Sommelet rearrangement

ソムレー-ハウザー転位(Sommelet-Hauser rearrangement)ともいう.トリアルキルベンジルアンモニウム塩に強塩基を作用させると,オルト位への転位によりo-アミノメチルトルエンが生成する反応.強塩基としては,フェニルリチウムナトリウムアミドなどが用いられるが,しばしばスティーブンス転位ホフマン分解と競合する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android