ジョン・バートランド ガードン(英語表記)John Bertrand Gurdon

現代外国人名録2016 の解説

ジョン・バートランド ガードン
John Bertrand Gurdon

職業・肩書
生物学者 元ケンブリッジ大学教授

国籍
英国

生年月日
1933年10月2日

出生地
ハンプシャー

専門
細胞生物学, 発生生物学

学歴
オックスフォード大学〔1956年〕卒

資格
ロイヤル・ソサエティ会員

受賞
ノーベル医学生理学賞〔2012年〕,国際生物学賞(日本)〔1987年〕,ウルフ医学賞〔1989年〕,ラスカー賞(基礎医学部門)〔2009年〕「核初期化の研究

経歴
オックスフォード大学研究員、カリフォルニア工科大学研究員、オックスフォード大学動物学科助手、同学科講師、医学研究会議(MRC)分子生物学研究所研究員、同研究所分子生物学科長を経て、1983年〜2001年ケンブリッジ大学細胞生物学教授。この間、1962年にオタマジャクシの腸の細胞の核をあらかじめ核を抜いた卵に入れて、クローンカエルを作り、核が初期化することを示した。この核初期化の成功は、のちに’96年のクローン羊ドリーの誕生、2006年の山中伸弥京都大学教授のiPS細胞作製への道を開いた。この業績により2009年山中教授とともにラスカー賞を、2012年にはノーベル医学生理学賞受賞。また、発生における遺伝子発現制御、中胚葉形成の研究にも大きく貢献。ナイト爵位を叙せられる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 の解説

ジョン・バートランド ガードン
John Bertrand Gurdon


1933.10.2 -
英国の発生生物学者,分子生物学者。
ケンブリッジ分子生物学研究所細胞生物学部長。
ディペンホール(ハンプシャー)生まれ。
1963年オックスフォード大学動物学部門助手を経て、’65年同部門講師となる。’72年ケンブリッジ分子生物学研究所に移り、その後、同研究所細胞生物学部長となる。アフリカツメガエルヒョウガエルを用い、核移植法と継代核移植法による発生過程の相互関係を研究し、クローン人間への理論的可能性を開くとして関心を呼ぶ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報