ジュウタンガ

百科事典マイペディア 「ジュウタンガ」の意味・わかりやすい解説

ジュウタンガ

鱗翅(りんし)目ヒロズコガ科の1種。開張20mm内外,前翅の外半は茶色がかった白,内半は黒褐色全世界分布幼虫毛織物剥製(はくせい)標本を食べる害虫。春〜夏に成虫が現れるが,暖房のきいた屋内では一年中発生する。

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世界大百科事典(旧版)内のジュウタンガの言及

【モウセンガ(毛氈蛾)】より

…前翅は白色だが,基部に近い1/3は黒褐色,翅頂部もやや暗色。幼虫は羊毛,毛皮およびその加工品に糸を張って通路をつくり食害する害虫として知られ,ジュウタンガ(英名carpet moth)とも呼ばれている。人為的に運ばれるため,ほとんど全世界に広がってしまった屋内害虫であるが,近年日本では採集されていない。…

※「ジュウタンガ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」