ジェロナ・グラ(読み)じぇろなぐら(英語表記)Zielona Góra

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジェロナ・グラ」の意味・わかりやすい解説

ジェロナ・グラ
じぇろなぐら
Zielona Góra

ポーランド西部、ルブスコ県の都市。県議会所在地。人口11万8987(2000)。下シロンスクシュレージエン)北西端の工業都市で、町はオドラ(オーデル)川中流の森林で覆われたモレーン氷堆石(ひょうたいせき))丘陵上に発達する。1945年までドイツ領で、第二次世界大戦後ポーランドに編入。市の名称は、ドイツ名グリュンベルクGrünberg(緑の山)をポーランド語に改めたもの。13~16世紀のドイツ風の建物が多く残る。褐炭を産し、火力発電により金属加工、各種機械、繊維、ぶどう酒製造の工業が立地する。

山本 茂]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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