シンノイシス(英語表記)synneusis

岩石学辞典 「シンノイシス」の解説

シンノイシス

数種類の鉱物の各結晶粒が岩石の中で互いに集まって群あるいは集合体を作る組織[Vogt : 1921].この組織は集斑状(glomeroporphyritic)組織に類似するが,この場合は集まった結晶が斑晶状になる必要はない.斑状岩でも集斑状の班晶などでも構わない.この岩石は粗粒ですべての構成鉱物は多少一様の粒度である.ハトンが使用したグレガリティック(gregaritic)と同じ意味である[Hutton : 1889].ギリシャ語でsynneoは一緒に泳ぐの意味.この語には一緒に泳ぐ(swam together)成因的な意味があり使用は避けたほうがよい[MacKenzie, et al. : 1982].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android