日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
シュタイン(Ludwig Stein)
しゅたいん
Ludwig Stein
(1859―1930)
ドイツの哲学者、社会学者、政治学者。ベルリン大学教授。E・ツェラーEduard Zeller(1814―1908)に師事し、カントの批判主義を批判的に摂取し、これと進化論的哲学との結合を試みた。この立場から、古代から現代に至る諸思想を社会状況との関連においてとらえる社会思想史的観点をとり、文化哲学の課題は社会問題であるとした。雑誌『哲学史論叢(ろんそう)』Archiv für Geschichte der Philosophieなどの編集者の一人でもある。
[小池英光 2015年2月17日]
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