サンガバドラ(英語表記)Sṃghabhadra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンガバドラ」の意味・わかりやすい解説

サンガバドラ
Sṃghabhadra

4~5世紀頃のインドの仏教僧。僧加跋陀羅と音写,漢訳名衆賢として知られる。説一切有部立場の人で,バスバンドゥ (→世親 ) が説一切有部教理を批判的に扱いながら著わした『倶舎論』に対して,これを論難する立場で『阿毘達磨順正理論』『阿毘達磨顕宗論』を著わした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「サンガバドラ」の意味・わかりやすい解説

サンガバドラ
Saṃghabhadra

衆賢(しゅけん)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のサンガバドラの言及

【衆賢】より

…インド仏教の一学派である説一切有部(せついつさいうぶ)の学僧。サンスクリット名はサンガバドラSaṃghabhadraで,僧伽跋陀羅(そうがばつだら)と音写されている。世親と同じ世代の人。…

※「サンガバドラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android