コムソモーリスクナアムーレ(英語表記)Komsomol'sk-na-Amure

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

コムソモーリスクナアムーレ
Komsomol'sk-na-Amure

ロシア東部,ハバロフスク地方の都市。ハバロフスク北東約 270km,アムール川下流部左岸に位置する河港都市。 1932年ソ連各地から集ったコムソモール (全連邦レーニン共産主義青年同盟) の青年男女により,湿原原始林の地に建設された。その後急速に発展,ロシア極東部有数の重工業都市となっている。主要工業は鉄鋼,機械,造船,石油精製,食品 (食肉乳製品,水産加工) ,家具などで,対岸のピバン,北西のゴルヌイ,スズ産地ソルネチヌイ,南のアムールスクなどとともに工業地帯を形成している。教育大学,工科大学,郷土博物館,劇場などがある。ハバロフスクの西のボロチャエフカでシベリア横断鉄道から分岐し,ソビエツカヤガバンまで延びる鉄道が通り,またバム鉄道 (第2シベリア鉄道) の終点。空港もある。人口 26万3906(2010)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android