グロホビャク(読み)ぐろほびゃく(英語表記)Stanisław Grochowiak

日本大百科全書(ニッポニカ) 「グロホビャク」の意味・わかりやすい解説

グロホビャク
ぐろほびゃく
Stanisław Grochowiak
(1934―1976)

ポーランドの「戦後派」を代表する詩人劇作家。1951年デビュー、ポズナニ、ブロツワフ大学在学中に次々に作品発表。55年からワルシャワに移り、カトリック系出版社の編集員となる。伝統的・因襲的・美的規範を破壊し、別の美的世界、醜さをアイロニー懐疑主義の表現手段とした。詩集騎士バラード』(1956)、『すぐり』(1963)、『戯曲集』(1966)など多数

[吉上昭三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android