20世紀西洋人名事典 「クルト ワイル」の解説
クルト ワイル
Kurt Weil
1900.3.2 - 1950.4.3
米国の作曲家。
デッサウ(ドイツ)生まれ。
1921年ベルリンに居住し、ベルリン芸術アカデミーでブゾーニに師事。演劇と音楽を結びつけることに一生を捧げた。初めはカイザーと組んだが、その後ブレヒトと組んで、「三文オペラ」(’28年)、「マハゴニー市の興亡」(’30年)などの作品で名声を得る。。特に「三文オペラ」は「メッキ・メッサー」のメロディと共に世界的に大ヒット。’33年パリに亡命。’35年渡米、’43年帰化。ブロードウェーでミュージカルの作曲家として「セプテンバー・ソング」を含む「ニッカーボッカー・ホリデー」(’38年)等を手がけた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」（1995年刊）20世紀西洋人名事典について 情報