クルト リュートゲン(英語表記)Kurt Lütgen

20世紀西洋人名事典 「クルト リュートゲン」の解説

クルト リュートゲン
Kurt Lütgen


1911 -
ドイツ児童文学作家。
グリーツィヒ(ポンメルン地方)生まれ。
ハレ大学哲学と歴史を学び、本の取次や出版関係の仕事を経て、第二次大戦後、児童文学の道に入る。優れた冒険物語が多く、1950年ジェームズ・クックの伝記「Der Grosse Kapitän」でゲルシュテッカー賞を受賞し、さらに「オオカミに冬なし」(’55年)や「謎の北西航路」(’66年)ではドイツ児童文学賞を受賞する。綿密な調査に基づいて歴史上の大航海者や探検家の話をドキュメントフィクションで構成し、冒険心だけではない深いヒューマニティーが作品に深みを与える。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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