クリュチェフスカヤ火山(読み)くりゅちぇふすかやかざん(英語表記)Ключевская Сопка/Klyuchevskaya Sopka

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クリュチェフスカヤ火山」の意味・わかりやすい解説

クリュチェフスカヤ火山
くりゅちぇふすかやかざん
Ключевская Сопка/Klyuchevskaya Sopka

ロシア東部カムチャツカ半島中東部にある玄武岩質の活火山。同半島の最高峰で、標高4750メートル。頂部に径約700メートルの主火口があり、山腹には約70の噴石丘爆裂火口放射状に分布する。1697年以来数多くの噴火記録がある。おもに山頂での爆発であるが、ときには溶岩流も出し、山腹噴火もする。1990年に大きな頂上噴火があった。1935年創設のカムチャツカ火山観測所がある。

諏訪 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android