日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
キング(Ernest Joseph King)
きんぐ
Ernest Joseph King
(1878―1956)
アメリカの海軍軍人。オハイオ州に生まれ、1901年海軍兵学校卒業。海軍大学校校長などを経て、1941年2月大西洋艦隊司令長官(大将)。同年12月第二次世界大戦参戦直後、合衆国艦隊司令長官。翌1942年3月海軍作戦部長を兼任。空母機動部隊を作戦の主柱とした立体的海軍戦術を多用するなど、アメリカの勝利に貢献した。また大西洋憲章のための会談、カサブランカ会談などに顧問格として随行するなど、F・D・ルーズベルト大統領を外交面でも補佐した。1944年12月海軍元帥。1945年11月退役。
[遠藤雅己]
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