ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キリストの神秘体」の意味・わかりやすい解説
キリストの神秘体
キリストのしんぴたい
corpus Christi mysticum
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…教会がキリストを頭とする一つの体であることは,パウロによって生き生きと体験され,力強く表現されており,教会の本質が信者とキリストとの一体性,およびキリストにおける信者たちの親密な交わりに存することを示す。〈キリストの神秘体〉はけっして単なる比喩ではなく,キリストを信ずるすべての人間において現実にキリスト自身が生きているのであり,その意味で彼らはキリストの真実の体――それは十字架につけられたナザレのイエスの肉身,復活して父なる神とともにあるキリストの体,聖体の秘跡において信者たちにわかち与えられるキリストの体と同一である――に参与していることを意味する。〈キリストの体〉というイメージは信仰にてらされて初めて認識される教会の本質を表現するもので,このような教会の理解に到達した者にとっては,キリスト教の基本信条において教会は〈一〉〈聖〉〈普遍的(カトリック)〉〈使徒伝来〉であると宣言されていることは,これら特徴がキリスト自身に由来するものであるかぎり即座に承認される。…
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出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
イタリア系フランス人の天文学者。カシニともいう。ニース近郊に生まれ、ジェノバで聖職修業中に、ガリレイの弟子カバリエリに師事して数学・天文学を修得し、1650年25歳でボローニャ大学教授に任ぜられた。惑...