キラウェア山(英語表記)Kilauea

翻訳|Kilauea

改訂新版 世界大百科事典 「キラウェア山」の意味・わかりやすい解説

キラウェア[山]
Kilauea

ハワイ島南東部の活火山。標高1247m。体積約700km3海底部分を含めると1万9000km3。マウナ・ロア山腹上,南東にある楯状火山。ソレアイト質カンラン石玄武岩のおもに厚さ数m以下の溶岩流よりなる。山頂に約2km×3kmのキラウェア型カルデラがあり,その南西部に活火口ハレマウマウHalemaumauがある。噴火は山頂部のほか,山頂から南西と東に延びて海底に達するリフト帯から起こる。東北東-西南西方向の割れ目からの噴火が多い。最近の年平均噴出速度は0.1km3
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のキラウェア山の言及

【火山】より

…これには中心噴火による場合と,長大な割れ目から噴出する割れ目噴火による場合がある。ハワイの火山は割れ目噴火による楯状火山の代表例で,キラウェア火山のハレマウマウは陥没火口である。
[溶岩台地,火砕流台地]
 溶岩の流動性が著しく,大量の溶岩が次々に噴出した場合にはテーブル状の広い台地をつくる。…

※「キラウェア山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」