キツネノマゴ(狐の孫)(読み)キツネノマゴ(英語表記)Justicia procumbens

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キツネノマゴ(狐の孫)」の意味・わかりやすい解説

キツネノマゴ(狐の孫)
キツネノマゴ
Justicia procumbens

キツネノマゴ科一年草で,東アジアの温帯から熱帯にかけて広く分布する。野原路傍に普通にみられる。茎は四角で高さ 10~40cm,下部は地に伏し多くの枝を出す。葉は長さ2~5cm,幅1~2cm,長楕円状披針形で対生する。 10~11月頃,枝先に長さ1~3cmほどの穂状花序をつけ,淡紅紫色あるいはまれに白色の小さな唇形花を開く。花冠は長さ約 8mm,下部は筒になり,上部は2裂する。若い葉はゆでて,浸し物やあえ物などにする。

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