ガイドナンバー(読み)かいとなんはあ,がいどなんばー

デジタル大辞泉 「ガイドナンバー」の意味・読み・例文・類語

ガイド‐ナンバー(guide number)

フラッシュ撮影の際の露光係数。ストロボなどに表示してあり、これを被写体との距離で割ると適正な絞り値が得られる。GN

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精選版 日本国語大辞典 「ガイドナンバー」の意味・読み・例文・類語

ガイド‐ナンバー

〘名〙 (guide number) 写真で、閃光撮影のときの露出決定のための数値閃光電球(またはストロボ)に表示されており、これを被写体との距離で割ると適正な絞り値が得られる。

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カメラマン写真用語辞典 「ガイドナンバー」の解説

ガイドナンバー

 フラッシュの光量を表す目安となる数値のこと。ガイドナンバーを撮影距離で割り算すると、適正絞り値がわかる。たとえば、ガイドナンバー22のフラッシュを撮影距離2mで撮影する場合には、22÷2=11で、適正絞り値はF11ということになる。また、2つ以上のフラッシュ(ストロボ)を使う場合には、ガイドナンバーは単純な合計にはならないで、その√2、つまり1/1.4倍になる。たとえば、ガイドナンバー22と36のストロボを同時に発光させた場合、合成ガイドナンバーは22+36=58とはならずに、58÷1.4=41となる。ただし、これは2灯を同じ場所で発光させた場合で、異なる位置から発光させた場合にはフラッシュメーターなどで測定をする必要がある。  また、ガイドナンバーはISO感度に依存し、またm表記であることも忘れてはならない。つまり、ガイドナンバー22(ISO100、単位m)のように限定を付けないと意味がない。

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