カーンヴァ朝(英語表記)Kāṇva

山川 世界史小辞典 改訂新版 「カーンヴァ朝」の解説

カーンヴァ朝(カーンヴァちょう)
Kāṇva

前68~前23頃

古代インド,マガダ国王朝シュンガ朝の大臣ヴァスデーヴァが主君を殺害し,王位簒奪して創始した。その支配領域はシュンガ朝よりさらに縮小し,ガンジス川中流域に限られていた。プラーナ文献によれば,その治世はヴァスデーヴァ,ブーミミトラ,ナーラーヤナ,スシャルマンの4代45年にわたったとされるが,この記述ほかにはブーミミトラのものとされる貨幣が知られるのみで,史実については不明な点が多い。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android