20世紀西洋人名事典 「カール ランプレヒト」の解説
カール ランプレヒト
Karl Lamprecht
1856 - 1915
ドイツの歴史家,文化史家。
元・マールブルク大学教授,元・ライプツィヒ大学総長。
ザクセンのイェッセン生まれ。
ゲッティンゲン、ライプツィヒ両大学で学び、ボン大学、マールブルク大学を経て、1891〜1915年ライプツィヒ大学教授を務める。この間’10〜11年同大総長も務め、同大に「文化史・世界史研究所」を設立、地方史、歴史地理学の研究をおこす。中世経済史を専攻し、著書「中世ドイツの経済生活」(4巻、1885〜1886年)は経済史研究として画期的なものであった。大著「ドイツ史」(12巻、1891〜1909年)は歴史の対象を政治、経済などの広範な分野に拡大し、歴史学を法則科学として樹立、文化史論争を展開した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」（1995年刊）20世紀西洋人名事典について 情報