日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 カンバーランド(アメリカ合衆国)かんばーらんどCumberland アメリカ合衆国、メリーランド州北西部の工業都市。人口2万1518(2000)。鉄道と工業の中心地で、周辺の炭鉱地帯にとって重要な石炭積出し地である。繊維、合成繊維、タイヤ、ガラス、火薬、プラスチック、金属製品などの工業がある。アパラチア山脈を越えてオハイオ川に至る地点に1750年に建設された交易所がこの町の起源で、フレンチ・アンド・インディアン戦争が始まる前の1754年にはカンバーランド砦(とりで)もつくられた。[菅野峰明] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例