カプセル化(読み)カプセルカ

デジタル大辞泉 「カプセル化」の意味・読み・例文・類語

カプセル‐か〔‐クワ〕【カプセル化】

encapsulationオブジェクト指向プログラミング言語において、データに対する操作の手続きをオブジェクト内に限定し、独立性を高めること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「カプセル化」の解説

カプセル化

VPNで利用されるトンネリング概念を実現するための技術で、元のパケットを別のパケットで包み込むこと。カプセル化を利用することで、本来LAN内でしかやり取りできないプライベートアドレス宛のパケットを、インターネット上で通信できる。カプセル化を行なうためには、IPsecPPTPL2TPMPLSなどといったさまざまなプロトコルが利用される。

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世界大百科事典(旧版)内のカプセル化の言及

【プログラミング言語】より

…これによって,外部からの不用意なアクセスによってモデュールが扱うデータの一貫性が損なわれないようにできる。この機能を情報隠蔽やカプセル化などと呼ぶ。
[抽象データ型]
 情報隠蔽の考えを推し進めていくと,モデュールは〈なんらかの種別のデータ〉を内蔵していて,それに対する操作はすべてモデュールが提供する手続きを通してのみ行う,という形に到達する。…

※「カプセル化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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