カイガラサルビア(読み)かいがらさるびあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カイガラサルビア」の意味・わかりやすい解説

カイガラサルビア
かいがらさるびあ
[学] Moluccella laevis L.

シソ科(APG分類:シソ科)モルセラ属の半耐寒性の一年草。西部アジア、シリア原産。草丈は60~80センチメートル。分枝は基部からのみ。葉は心臓状円形で粗い鋸歯(きょし)がある。花穂は40~50センチメートルで1か所に6花を輪生する。一般に花と思われている淡緑に細い白い脈のある大きな貝殻状の部分は萼(がく)で、花は萼の中にあり、小さく白色で先端が桃色を帯び、香りがあるが目だたない。花期は初夏。涼しい気候を好み、日当り、水はけのよい肥沃(ひよく)な土壌に適する。秋播(ま)きで、冷蔵庫に1週間ほど入れてから播くと発芽がよい。切り花として、カーネーション、バラなどと混ぜて用いると美しい。またドライフラワーに最適で、収穫後、涼しい、暗い、風通しのよい所で干してつくる。

[山口美智子 2021年8月20日]

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カイガラサルビア

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