ウンキャル−スケレッシ条約(読み)ウンキャル−スケレッシじょうやく(英語表記)Unkiar Skelessi

旺文社世界史事典 三訂版 の解説

ウンキャル−スケレッシ条約
ウンキャル−スケレッシじょうやく
Unkiar Skelessi

1833年7月,第1次エジプト−トルコ戦争(エジプト事件)の際,オスマン帝国ロシアが結んだ相互援助条約
ウンキャル−スケレッシはコンスタンティノープル対岸の町。1831年からのムハンマド=アリー率いるエジプトの反乱に苦しんだオスマン帝国が,ロシアの援助を受けるかわりに,ニコライ1世に強制された条約。秘密条項でロシアのダーダネルス海峡の自由航行権を認めたため英・仏が強く反対し,第2次エジプト−トルコ戦争終了後,1840年のロンドン会議で廃棄された。

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