ウノハナ(読み)うのはな

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウノハナ」の意味・わかりやすい解説

ウノハナ
うのはな

ウツギ別名。ウノハナとは、「空木花」の中間を略した呼び名とも、卯月(うづき)(旧暦4月)に花が開くという意味の名であるともいわれる。

[編集部]

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百科事典マイペディア 「ウノハナ」の意味・わかりやすい解説

ウノハナ

ウツギ

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世界大百科事典(旧版)内のウノハナの言及

【ウツギ】より

…枝が中空なので,空木(うつぎ)という。またウノハナともいうが,それは空木花の略とも,卯月(旧暦4月)に花が咲くからともいわれる。幹の高さは約2mで,よく枝分れする。…

【農事暦】より

…3月はなお荒田打ちが続き,それと並行して田植のための用水の分水が準備され,他方,農家の内では主婦の手による春蚕の蚕養(こがい)が行われる。4月になって垣や山野の白いウノハナが満開になるころ,田打ちを終えてそれにしめを下し,また麦刈りを終えた各農家では,垣のウノハナに象徴される家の神,氏神をまつる4月神祭をとり行い,これを農事の節目として田植に入る。鎮守の神田や領主の佃(つくだ)の大田植に始まる田植は,〈ゆい〉で雇われた早乙女が田主(たあるじ)の田楽の囃子(はやし)に乗って行い,5月にカッコウが鳴き渡るころ,その盛りを迎える。…

※「ウノハナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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