ウォンジュ(原州)市(読み)ウォンジュ(英語表記)Wǒnju

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウォンジュ(原州)市」の意味・わかりやすい解説

ウォンジュ(原州)〔市〕
ウォンジュ
Wǒnju

韓国,カンウォン (江原) 道の南西部にある市。 1955年市制。テベク (太白) 山脈の西麓,ナムハン (南漢) 江の支流域のウォンジュ盆地にある。テベク山脈を横断する東西道路と,山麓沿いの南北道路の交点に発達し,ナムハン江中流域の中心都市となっている。朝鮮戦争後は軍事都市でもある。チュンアン (中央) 鉄道が通り,東海岸のカンヌン (江陵) 市に出るヨンドン (嶺東) 高速道路のインターチェンジがある。盆地では米,ムギ,蔬菜,果実類の栽培が盛んで,それらの農産物林産物を集散する。牧牛も盛ん。チアク (雉岳) 山の登山基地で,亀竜寺がある。面積 91km2。人口 17万 3013 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報