ウェストミンスター大聖堂(読み)ウェストミンスターだいせいどう

世界の観光地名がわかる事典 の解説

ウェストミンスターだいせいどう【ウェストミンスター大聖堂】

イギリスの首都ロンドンにあるイギリス国教会の教会。イギリス中世を代表するゴシック建築である。1065年にエドワード王(懺悔王)により創建された。1066年以降、イギリスの歴代国王はこの寺院戴冠式を行ってきた。現在の同寺院は、ヘンリー3世が1245年にフランスの建築家を招いて再建・着工したフランスゴシック様式の建物で、建物のおおよその部分は14世紀末に完成したが、その後も建設が進められ、正面のファザードは16世紀初め、塔は17世紀に完成した。同寺院に隣接して、国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)がある。世界遺産に登録されている。◇別称は「聖ペテロ修道教会」。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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