イェルマル湖(英語表記)Hjälmaren

改訂新版 世界大百科事典 「イェルマル湖」の意味・わかりやすい解説

イェルマル[湖]
Hjälmaren

スウェーデン南部,同国第4の湖(面積480km2)で,東西61km,幅21km,最深20mである。西から二つの川が流れこみ,東は川と運河メーラル湖(この湖の東端ストックホルムがある)につらなる。このあたりは,6000~7000年前にバルト海北海を結ぶ海峡があった所で,固い基盤岩の上にのる堆積岩が,氷に選択的に削られて湖盆をつくった。湖の周辺では古くから農耕が行われ,東西交通の要路に当たり,1870年代には洪水を防ぐ大改修が行われた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android